データファイルの作成
データファイルは、運賃を検索するための駅名情報、
及び対キロ区間制の運賃情報を記述するためのファイルです。
Faredioのフォルダにあるdataフォルダ内に保存します。
ファイル名は半角文字であれば基本制限はありませんが、拡張子は必ず.jsにして下さい。
データ作成の際は、サンプルファイルのどれか1つをコピーして、それに修正を加える形で編集して下さい。
(必須コードが含まれているため)
構文
以下はデータファイルの構文の説明になります。文法はJavaScriptに則っています。
留意点
- 行末には必ずセミコロン「;」記号を入力して下さい。
- //で始まる行はコメント(注釈)行です。一切動作に関係しません。
- /* と */で囲まれた範囲も同じくコメントになります。
- 英字、数字、スペース、セミコロンやその他記号はすべて半角で入力して下さい。ただし、「"」〜「"」記号で囲まれた部分については全角文字が使用できます。
- 「変更不可」部分のソースコードは絶対に編集しないで下さい。データファイルとして機能しなくなります。
var dataName = <string>;
<string>:データファイルの名称(両端をダブルクォート「"」で囲む)
var maxCount = <int>;
<int>:総駅数より少し大きめの数値を指定します。
var lines = new Array("",<string...>);
<string...>:カンマ「,」で区切って路線名を指定します(両端をダブルクォート「"」で囲む)。指定した順に路線番号が1,2,3,…となります。
例:小田原線(路線番号1)、江ノ島線(路線番号2)、多摩線(路線番号3)、と指定する場合
var lines = new Array("","小田原線","江ノ島線","多摩線");
var showLowestValue = <bool>;
<bool>:true または false のいずれかの値を指定します。
trueにすると経路に関係なく最安の経路で運賃が計算され(JRでは大都市近郊区間においてこの方式を採用)、falseにすると経路毎の移動距離で運賃が計算されます。
var kirisute = <bool>;
<bool>:true または false のいずれかの値を指定します。
trueにすると子供運賃では5円未満の端数が切り捨て、falseにすると切り上げになります。
var linesByFS = new Array(-1,<int...>);
<int...>:運賃規定の番号をカンマ「,」で区切って路線毎に指定します。指定した順に路線番号が1,2,3,…となります。
複数の運賃規定を取り入れている場合でなければすべて値は0です。
var fareTypes[<int>] = new Fare();
新しい運賃規定を定義します。
<int>:運賃規定の番号。
fareTypes[<int0>].addCostToKillo(<int1>, <int2>, <int3>);
運賃規定の番号が<int0>の運賃規定の運賃を定めます。
<int1>:開始キロ数。
<int2>:終了キロ数。
<int3>:運賃。
例:以下のような運賃設定の路線の場合
キロ程 | 運賃 |
1-3 | \140 |
4-6 | \180 |
7-10 | \190 |
11-15 | \230 |
16-20 | \320 |
/*規定0*/
fareTypes[0] = new Fare();
fareTypes[0].addCostToKillo(1, 3, 140);
fareTypes[0].addCostToKillo(4, 6, 180);
fareTypes[0].addCostToKillo(7, 10, 190);
fareTypes[0].addCostToKillo(11, 15, 230);
fareTypes[0].addCostToKillo(16, 20, 320);
var fareTypes[<int>] = new Fare();
新しい加算運賃の規定を定義します。
<int>:加算運賃の規定の番号。
kasan[<int0>].addCostToKillo(<int1>, <int2>, <int3>);
加算運賃規定の番号が<int0>の運賃規定の運賃を定めます。
<int1>:開始キロ数。
<int2>:終了キロ数。
<int3>:加算運賃。
sta[<int0>][<int1>] = <string>;
新しい駅を定義します。駅の設定も合わせて参照して下さい。
<int1>:駅番号。
<int2>:その駅を通る路線の番号。
<string>:駅名(両端をダブルクォート「"」で囲む)
km[<int0>][<int1>] = <int2>;
基準駅とその前駅(より番号が若い駅)との駅間距離を指定します。
<int1>:路線番号。
<int2>:基準駅の番号。
<string>:駅間距離。
例:多摩線(路線番号3)上にある2駅、新百合ヶ丘(起点駅、駅番号1)と五月台(駅番号2)の駅間キロが1.5kmの場合
km[3][1] = 0;
km[3][2] = 1.5;
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